浮遊

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Mr.Gary in clear water

高速道路のETC通勤帯割引をうける為の時間調整で中央自動車道上り線恵那峡SAは車であふれていた。
空いているエリアに車を滑り込ませ、コーヒーブレーク。
家を出る時に淹れてきたトラジャコーヒーをポットからカップに注ぐと湯気が立ち上る。
外気温は6℃だ。
予想外の低気温に薄着のgaryさんはかなり寒そうだが、天気予報の「絶好の行楽日和」という解説を信じれば、これから水銀柱はどんどん上がることだろう。
少しばかり時間があったので、自家製フロータントのテスターを務めてくれるgaryさんに適応と簡単な使用法を説明する。
garyさんは"Elk Favoriter"。 釣行の殆どをエルクヘアカディスで釣り上がる。
そんな獣毛で出来たフライをより長時間浮かすためには、それなりの方法でフロータントを施さなければならないからだ。




午前6時にあと数分になると、車の大移動が始まった。
国道を北上し、目的の川に着くと、様子を見るためにいったん上流部まで車を進めるが、GWということもあり釣り人のものと覚しき車が散見できる。
とりあえず人の入っていない下流部から入渓。 ここしばらくはまとまった雨がないせいか、水の透明度は高いが、底石には苔の付着が目立つ。
しばらく釣りを続けるが、水面からの反応がない。
garyさんと左右の岸に分かれ、お互いの様子を見ながら先行したり見守ったりしながら釣り上がりを続けると、garyさんがランディングネットを持つ右手を掲げている。
ネットの中には20cmを少しばかり上回る綺麗なアマゴがいた。
私のほうには、もう少し小振りのアマゴが来てくれたが、もう少しサイズアップをという願いを込め、即座にリリース。
その後の反応も活発とは言い難いもので、しばらく後に#19スペントパターンを銜えてくれた同サイズのアマゴを記念撮影。
大きな堰堤に行き当たった所で、川からあがり少しばかり上流部に場所移動。
またもや似たようなサイズのアマゴを追加し、午前の終了とした。




昼食を道路沿いにある東屋で済ませ、午後はもっと上流部の支流に入渓。
入渓直後に流れに足を踏み入れた途端、今までとは違う水温に気が付き計測してみると水温は10℃を下回り、底石の苔も見られず、清冽な流れという言葉がふさわしい流れだ。
小さな魚たちの反応は見られるが、フライを「喰い切れない」場面が目立つ。
そんな中で、左岸に立つ私がフライを投じると流れの中からフライに飛びつく魚が現れる。
腹部の黄色が目に入り、イワナだと思った瞬間フライが空を舞う。
それを見ていたgaryさんが同じ流れにエルクヘアカディスを流し、流れの中からアマゴを引きずり出した。 見事だ。
目的の流程の中程まできたところで、滝が現れる。
右側から高巻くことが出来るので、大回りをしようとした時に、記憶が呼び戻された。
確かこの滝は、落ち込みの直側を上れるはずだ・・・と。
garyさんに「見てくるからちょっと待ってて」と告げ、滝に近づいた瞬間に妙な浮遊感を感じた。
足を置いた岩が崩れ落ち、身体が宙に浮いた事が理解できた時には、身体の至る所に痛みが走っていた。
心身共に釣りを続けられそうにない状況に陥った事が分かり、林道への坂を登った。


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by s_1046 | 2007-05-03 22:44 | 釣行レポート
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