戦略

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テンションの上がらぬオフシーズンを過ごしている。
フライボックス一新・・・と、意気込んで購入した、数百本のフックも相変わらず減らない。
たまに一念発起、タイイングデスクに向かってバイスにフックをセットすると、巻こうとしたベーシックなパターンを数本巻いたところで、使う場面など遭遇しそうもないセレクティブなパターンや、訳の分からぬ創作フライなどが、ジョーの先端に毛玉として鎮座するなんていう横道にそれるタイイング作業に、フライボックスの空きは埋まることがない。
まだ、シーズンオフに突入した頃はやる気があった。
タイイングも毎日していたし、管理釣り場にも出かけた。
結局、管理釣り場に出かけたのは1回のみで、それも半分は管理人さんとの雑談に終わった。
その雑談の中で、使用しているフライベストに話題が移された時、管理人のMさんから「私の使っているベスト、同じ物が欲しいんだけど廃盤なんだよねぇ」という嘆きが発せられた。
確かに、Mさんのベストは、永年使い込み、紫外線による布地の劣化が著しい。変色(退色)は、ひとめみれば分かる状態だし、強度の低下も想像に難くない。
永年使ってきたベストなので、どのポケットに何が入っているかは、熟知している・・・どころか、意識せずとも勝手に手が動き必要なツールを取り出すことができる状態までに馴染んだベストは、手放せないのは十分理解できた。
それは、私のようなヘッポコFFMでも同じコトが言えるからだ。
ところが、この先のコトバを聞いて「ホ〜、そういうものか」と感心してしまった。
よくあるスタイルのフライベストでは、キャスティングの時にポケットがじゃまになると言うのだ。
確かにMさんは、脇のしまったフォームで、ロッドを振り、身体の幅の中でホールさえ入れる。
小さなホールだが、ジャストタイミングのホールはロッドに充分なテンションを与えるということがよく分かる。
私などは、ベストが替わろうがなんだろうが、気にしたことすらない。気になるのは、肩にかかる荷重と、色とデザイン・・・くらい。
そんな気落ちのMさんに、私のフライフィッシング用の箪笥の中に、目的のベストが眠っていることを伝えると「ぜひ譲って欲しい」とのことで、断る理由もないので、次回来る時に持ってきますと、約束をして分かれたまま、解禁が近づいてしまった。
そんな時にMさんからの電話。
もうベストのセッティングをしたいので、取りに行きますとのとこ。
解禁に向けての準備が着々と進んでいるトコが窺い知れるテンションの高さに驚いてしまったが、そのようなFFMに使って頂いたほうが「戦略」という名を冠されたベスト、Fox Fire「ストラテジーベスト」も本望だろう。
by s_1046 | 2007-01-20 19:07 | アイテム&ツール
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