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急遽

緊急事態宣言が延長された。 5月31日までの予定だったものが、6月20日に・・・。 TwitterやFaceBookなんかでランディングネットに横たわった魚の写真が流れてくる。 とても刺激的だ。 ハッキリ言えば「もう我慢できん」といった状態。 仕事柄、やっぱり新型コロナウイルスに感染するということは避けなきゃならいし、できる限りの隠遁生活を続けてきたつもりだった・・・けど、ワクチンも2回接種したし、少しくらいいいんじゃね? と言う気持ちが芽生えたのは確かだ。 そんなおり釣友のGaryさんから「ワクチン済んだ?」とお尋ねのLINEが入る。 「もう済んだけど・・・」と返すと「じゃあ行けるね」とすかさず返信がある。 アンタまだワクチンしてないでしょ(笑)。 彼も鬱々とした毎日らしく「明日の土曜日は仕事がヒマなので逃避しようかと思う」と、いかにも釣りに行くぞというメッセージが来た。 金曜の夜、帰宅しカミさんに「釣りに行ってもいいかなぁ」と探りを入れてみると意外にすんなりと許可が出た。(わが家はどちらかといえばカミさんの方がその手の制限を守る人なのだ) 即座にGaryさんに連絡を入れ釣行決定。

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土曜の朝、いつもの場所に集合した時点でも、目的地は決定していなかった。 まあ、道中で決めましょと車を北上させ、場所をいろいろと検討するうち、Garyさんにお誘いを受けた同じ日に、別の釣友のKJさんから得た情報を思い出した。 「あの川のあのエリアで20匹以上」とか「あの橋の下のプールですごいライズ」というやつだ。 まあ、コレで決まったようなもんか。
渓に着けば、藤の花が咲き乱れ、いかにも渓流釣りの最盛期だと訴えかけられているようで、いやが上にもテンションはあがる。
最初の入渓点は比較的フラットな渓相で、ほぼ1年ぶりの釣りでも何とかなりそう・・・と思ったものの、渓の歩き方を完全に忘れている。 とてもあぶなっかしい。 そのうえふたりとの魚信どころか生命反応すら感じられずに凹む。 まあ、最初に入渓した場所がフラットな場所だったのでフライの投げ方は何となく思い出した。 流れていくフライも何とか視認できる「勘」というものは取り戻せた気はする。 しかし流れていくフライを眺めるために来たわけではないので、場所の移動を即決。
次に来たのは、過去に何度か釣りをしたことのある小堰堤があるエリア。 堰堤から流れ出た水が岸にぶつかり流れを変えるあたりを目安に、#14アダムスパラシュートを流すと「ガボッ」という音とともにフライが消えた。 もうアドレナリン出まくり。 とにかくフックが外れてくれるなと祈りながらランディング。
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尾鰭が少し欠け、逆の体側には白い傷が残る歴戦のつわものイワナが釣れた。 イワナは少し細いがヒレの美しい美形で、気分的には「もうコレで一日は終わり」的な開放感(笑) 
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お決まりのロッドと共に・・・あれ、リールが写っていない。久し振りに釣った魚なので写真撮影もバタバタで、遠くから見ていたGaryさんにもその慌てぶりを冷やかされてしまった(笑) 一応メジャーはしたけどなんか写真では小さくみえる・・・28cmあるんだけどね。 おまけにストマックとるのも忘れた。
暫く釣りを続けても反応は鈍く、釣れない時間が続く。 いままでの例で行くと、ストレスがたまりそうなので場所を替えてみることにした。 橋の下のライズというのは望み薄なので「あのエリアで20匹以上」というまさにその場所に移動してみた。 Garyさんが入渓した場所よりもさらに上流に入ってみると釣れそうな雰囲気。 だけどだいぶん脚がヨレてきているので細心の注意のもと入渓する。 日陰のイワナが好みそうな場所を中心にチョイチョイと流してみると幸いなことに遊んでくれる魚が現れた。 
ネットインしたのはドジョウではないのか?という痩せたイワナ。 28cmを釣ったオトコから言わせると何とも物足りない獲物だ。 しかしそんなふうに余裕をカマしていると碌なことがないのは経験上熟知している。 それが年寄りというものだ。  
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写真を撮って、今度は手順を怠ることなくストマックポンプを取り出す。 そしてゴメンネゴメンネといいながら胃の中身を盗む。
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ゴボッと吸い出されるとは思ってなかったけど、あまりの少なさに罪悪感を感じてしまう。 まるでやせ衰えた農民から強引に年貢を取り立てる悪代官の気分。 家からドッグフードでも持って来て胃の中につっこんでやりたいとすら思ってしまう。
もうこの頃には、魚を釣って写真を撮って、ストマックを見てという作業のために立ったり座ったりすることがシンドイくらい脚がヨレてきているのがよくわかる。 自宅の近辺を散歩しているのと渓流を歩くのとでは、これほどの差があるのかと、運動不足を思い知る。 やはり渓流を歩く脚は渓流で鍛えないとアカンなと。
林道に上がって車まで戻るとGaryさんはすでに浮かない顔で退屈そう。 あっ、これは迂闊に声かけちゃいかんな(笑)。 それでも「釣れたの?」と聞いてくるので「釣れたよ」というと「今日はどうしたの?」ととても失礼な一発をかまされた(笑)。 たしかにいつもはGaryさんが先に釣って、ヒーヒーいいながら私が焦りまくるというのがお決まりのパターンだけどね。
さてと・・・そこで相談。 違う渓に移動するかどうかという相談だ。 実際問題として違う川に行って再び釣り上がるという残り脚は私には残っておらん。 シャクなので云わんかったけどね。 そこで提案。「この上流に車で移動して入れる場所あるけど行く?」 確かにこれで今日の釣りはオシマイというには時間的にも早すぎるし、Garyさんに魚を釣らせねば。 いつもGaryさんはこんなこと思いながら私を引きずり回してに魚を釣らせるべく頑張ってくれているのかと感謝の念に堪えない。 
さて移動した先は脚のヨレたジジイにはなかなかしんどそう。 でもGaryさんはドンドン行く。 私はもっと楽に入渓できる場所がないかと探す。 そんな場所はどこにもありゃしない。  ふとGaryさんを見れば、どうやらしゃがみ込んでいるようだ。 まさかこんなトコでウンコでもないだろう、目の焦点を遠くにあわせると立ち上がったGaryさんのランディングネットに重量物が入ってるっぽい。 とうぜん中身はウンコであるはずがない。 
俄然やる気が出てきたので後を追うと、すこぶる反応がいいらしい。 やってみるとすぐに釣れた。 痩せた真っ黒なイワナだ。 まだ春先の寒い時期のような姿で、勝手に「ブラッキー」と名付けて写真も撮らずストマックも見ずにリリースした。 
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Garyさんは果敢に最後の堰堤でオフショルダーキャストを駆使して挑戦していたが、ここではダメだった模様。 まあ、とにかくふたりとも釣果があり、ふたりとも疲れたのでここで終了。 

帰宅後いつものようにお互いに撮影した画像を共有するのだけど、今回はGaryさんの画像に魚の写真がない。 なぜかと問うと口を濁すが、私が思うに釣れた魚は「ブラッキー」だったに違いない。







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by s_1046 | 2021-05-31 14:35 | 釣行レポート | Comments(0)