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跳躍

コロナ禍による緊急事態宣言が解除されてもなお、不要不急の外出を自粛するようにという要請が発せられている昨今ではあるが、どうやら6月1日からはその要請も緩やかになるようだ。
ところが緩やかになることを待ちきれない人々が多く存在すると言うことは、やぶさかでない。 私もそのやぶさかでない人々の仲間入りをして釣りに出かけた。 要は不正スタートだ。 英語で言うところのフライイング。 フライイングでフライフィッシングとはなんとよい語感。 さらに当エントリーのタイトルが「跳躍」(Flying)なんてできすぎだと思うのは早計だ。

今シーズンの初釣行は奥飛騨への釣行だったが、濁流に踏み込むことが出来ず早々の撤退。 そして緊急事態宣言。 仕事柄、感染者や濃厚接触者になるということはとてもマズいし、ひょっとしたら自身がすでに無症状の感染者であるという可能性も一般の人より高いかも・・・という恐れもあるので、休みだらけの勤務状態でも散歩ばかりして過ごしてきた。

勤務が休みだらけなので、普段休めない日曜日も休むことが出来る。 一日だけフライイングすれば釣友との日曜釣行もできるという甘い誘いが脳裏にヒラメイた。 空模様が少し気がかりだけど、Garyさんを誘ってみたら、すでに先週フライイングをかまして口にチャックしてたらしい。 まあ、そんなことはどうでもよろしい。 話はまとまりいつもの場所に集合して北に向かうことになった。 

目的地はGaryさんのホームリバー。 私にとっては転倒ばかりしている渓だ。 別に渓が悪いわけでなく、自身の体力や能力のなさが招いた結果の転倒なので致し方ないが、自覚できていないことが、今回も露呈してしまった。 
老化とは怖いもので、ヒョイと飛び越せると思った岩がとても高く、とても遠い。 それに気づくのが飛び上がった瞬間というからやっかいだ。 
今回もタイトルにある跳躍をした瞬間「あっ、距離が足らん」と気がついたような気もするが、時すでに遅し、着地というか着岩の瞬間足が滑ったのはわかった。 ズルズッと滑り落ちたのも記憶に残るものの、どんな体勢であったのかは不明。 次の瞬間にはチェストハイウェーダーの背中から大量の水が入り込み尻の下を伝い足元まで伝わる冷たい感触。 ところが起きるに起き上がれない。 救助に駆けつけてくれたGaryさんにロッドを預けたような記憶はあるけど、自分で起きたのか引き上げられたのかすら覚えていない。 ウェーダーの中が水浸しになるのは何十年ぶりか。 跳躍の結果がコレというのは哀しいものだなぁと反省はするが、またどこかで同じ事を繰り返す可能性大。 
直後は立ち上がり歩くことには問題なかったので、動揺や興奮を引きずったまま堰堤に立ち向かった。 前回Garyさんがアマゴを釣り上げたというポイントを流したアダムスパラシュートが消えた。 ロッドに伝わる振動が気持ちイイ。 「あぁ、魚が釣れるってこうだったんだ」と今更ながら思い出した。

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岩から滑り落ちた直後のオトコと思えない満面の笑みが、喜びを隠せないが、ウェーダーの足元はズブズブでとても気持ち悪い。

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ニヤつきながら、粛々と恒例の写真撮影。 この時にサカナの口にガッチリと食い込んだフックを外すために使うフォーセップの紛失発覚。


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ネットの中は、幼さののこる顔をした20cm程のイワナ。 この渓で生まれ育った天然の子を思わせる美しいヒレをしていた。 後、堰堤を巻き上流に移動したころから右の季肋部(わきばら)が痛み出す。 ここで自己診断。 季肋部痛の圧痛で吸気時がいちばん痛みを感じるので、おそらく肋骨・肋軟骨移行部の打撲。 肋骨骨折という疑いもないワケでは無いけど、勝手に否定する。 その後小魚のアタックもあり期待も膨らむもののノーフィッシュ。 天気予報より早めに雨が降ってきたので、ハアハアいいながら脱渓。 
近くの道の駅に出て、ウェーダーを脱ぎひっくり返すとザザーっと水が落ちてきた。 多目的トイレに入り着替えをしたけど、半袖Tシャツしか持って来ていない。 Garyさんに聞くとアウトドアショップがあったというので、ちょっとした上着がないものか探しに置くことにした。 目的の場所に行くと店が替わっていたので、店員に尋ねると道向かいに単独の店舗として出店したらしい。

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AUTUMN GARAGEというオシャレなアウトドアショップだった。 Patagonia好きのPatagonianとしては見逃すことが出来ない店だ。

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とても寒さを覚えていたので、本当はすこしばかり保温機能がある上着的なものが欲しかったけど、何を買っても手持ちのウェアと被りそうだったので少し思案したけど、20%OFFの棚に吊してあったフーディニジャケットをGaryさんが見つけてくれた。 ちょっとペラペラだけどオケ! と速攻できまり。

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試着させてもらいジャストフィットを確認して、これください・・・と。 店に入って10分も経たずの即決に店の人も意外そうにしていたけど、なにより「えっ」と驚いていたのはGaryさん。 買うとは思っていなかったようだ。 そのあとはヒルメシ。

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目の前にある「カンミナ」というラーメン屋で、ラーメンと鶏ちゃんのセットで腹を満たし、いつものコースである温泉に立ち寄りリフレッシュ。 実はこの時はかなり脇腹の痛みがキツく風呂に入って大丈夫か・・・と思ったけれども、ふしぎに湯船に浸かっている間は痛くない。 ただコケのついた岩を滑り落ちたのでコケの匂い、いわゆるドブ臭さが体にまとわりついて不快だったのでこの入浴はかなり有りがたかった。

そして今回の釣行で得た教訓。 
その1 飛びつけると思った岩もジジイには遠い、その半分の跳躍すらアヤシイことを知れ。 
その2 毎日散歩で10000歩を重ねても、それは渓流の遡行の100歩にも及ばない。 
その3 Tシャツ一枚を持って着替えを用意した気になるな。

あぁ、それにしても脇腹がいたいなぁ。 











Commented by Gary at 2020-06-03 11:45
初入渓が散々な釣行となり残念でした。 大岩に飛び移ったあと、スローのビデオでも見ているように背中から落ちていくStandyさん、最初は大丈夫かと思い、記念に写真でも撮ろうかと思ってましたが、チョット様子がおかしいのでロッドをほかって救助へ。落ち込みへすっぽりお尻がはまっているようで手を引かないと起き上がれない様子。でもひどいケガもなく一安心です。
このところ、私との釣行でこけて怪我をすることが多く、奥様からGaryは疫病神だと思われてやしないかと心配するこの頃です。
Commented by s_1046 at 2020-06-03 13:15
やっぱり背中からでしたか・・・足が滑ったのはよく覚えておりますが、どのような姿勢で入水したのかよく覚えてないんです。 気がつけば身動きも取れず、キ○○マ付近を冷たい水が流れるにまかせざるを得ませんでした(笑) Garyさんとの釣行だからこそ生きて帰れております。感謝です。 カミさんには「ひとりで行くな」とキツく言われております。
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by s_1046 | 2020-06-02 11:28 | 釣行レポート | Comments(2)