2017年 07月 30日
十尺
ここのところ釣行と言えば人づての情報による渓流に出掛けることが多く、よく言えば情報網を駆使していたのだけど、結果は釣り人の多くが経験したことのある「昨日は釣れたんだけど・・・」という結果しか得られない。
9寸近いイワナが釣れた
先日、この川で立派な尺イワナを釣り上げたGary110さんは、余裕のガイド気分らしくカメラを取り出してレンズを向けてくる。久し振りに釣り味を味わうこちらとしては少しばかりアセル。
温泉に隣接する道の駅には10尺はあろうかという「鮎のぼり」
そこで今回は釣友のGary110さんのホームリバーに出掛けることにした。最近Gary110さんは頻繁に出掛けいい結果を残しているので信頼性は高い。それよりなにより、移動距離が半分で済むのだ。
早朝に起き出しほとんど付きものとなってしまった釣行後のアキレス腱痛対策のテーピングを施し、万全の体制で集合場所に向かう。最近は釣行に向けて気持ちが昂ぶるよりも帰りにビッコをひいて帰って来るんじゃないかという恐れのほうが大きいのが哀しい。
集合場所にGary110さん、沢好坊さん、そして私の三人が集まり釣行の開始だ。
車中の話題は三人で出掛けた前回の釣行の反省会から。とりあえず私がGary110さんのイワナの写真を「サバの写真」とけなす。だけど「ボ」の私の発言には説得力が皆無で、軽くいなされてしまう。そしてこんな遠い場所まで単独釣行をする情報提供者を「バカじゃないか」とこきおろす(でも本当はすごいな・・・と思ってるんですよkimama028さん)。
そうこうするウチに現着。Gary110さんのホームリバーだけあって私が顔をしかめるような渓相だ。
ライントラブルを覚悟しながらキャストをはじめる。洗面器やタライのような落ち込みの連続の中にも流れている部分はあるもので、その流れの副流芯をゆっくりとフライを流すと飛沫が上がる。「おぅ!」思わず声を上げつつバレるなよと祈りながらランディング。
実は一枚撮ったところで逃走されてしまった
その後も反応はあるものの、どんどん釣れるという塩梅でもなく、フライロストとライントラブルとの格闘の時間が続く。それでも前回行った有名河川よりは魚からの反応にあふれ、ココロが折れてしまうなんてことはないが、釣れない。
昼になり空腹を覚えたので、三人で手近にある岩に腰掛け、フライベストからおにぎりを取り出しヒルメシだ。こんな風に渓のほとりでニギリメシをぱくつくのはいつ以来だろう。年を取るにつれて一度川から離れリセットしつつヒルメシ・・・もしくは、手近な店に入り込み大休止なんていう大名釣行が普通になってしまったけど、こんなヒルメシもいいものだ。
上流に登るに釣れて魚の反応があがる。結構楽しいが、新しいウェーディングシューズの設定が芳しくなく、足が痛くなってきた。シューズのひもを改めて締め直しきつく結ぶ。やはり中敷きを入れておくべきだったと後悔しきりだ。
きれいな色白イワナが釣れた。尾鰭の透明度が幼さを感じさせ美しい。
足が本格的にいたくなってきた頃、林道へのアプローチの出来る場所にやってきた。これ幸いと勝手に本日の釣りの終了を宣言する(笑)。
足の痛みを馬鹿話で紛らわせながら林道を下る。一刻もはやくシューズを脱ぎたい気分。下りの林道がこれほど辛いとは・・・。
釣りを終えたらもう当然のように立ち寄り温泉に一直線だ。
by s_1046
| 2017-07-30 18:56
| 釣行レポート
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