撃沈

前回の釣行では、アキレス腱の故障箇所をガッチリとテーピングして望んだのが功を奏したのか、疲労と加齢によると思われる腰の痛みだけが残るという状態で、なんとか休養だけで復活に至るという好ましい状態・・・と言っても腰の痛みがとれるまで一週間を要する・・・で次回釣行に臨むことができる。
そして万難を排しで臨んだのが今回だ。
もちろん左足アキレス腱のテーピングは怠りない。
少しばかり違和感の残る腰を愛車のシートに沈めドライビングポジションをとるとアドレナリンがドッと出るはずなのだが何も感じない。眠いだけだ。ジジイになってアドレナリンも枯渇してしまったか。
今回の釣行、同行してくれるのは私より一足早く還暦を迎えたgaryさん。
一週間程前に一緒にサッカー観戦にでかけたのだが、膝が痛くてビッコをひいていたが大丈夫だろうかと人ごとながら気になる。そんな同病相憐れむふたりが乗ったクルマは、一路北を目指し3時間ほどかけて日本海に流れ込む川のほとりに到着。

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遊漁券を扱う店は一軒しかないようだ



メジャーな渓流らしくかなりの遠方からの車がポイント毎に停車している。この渓流に精通しているkimama028さんが与えてくれたデータを基に上流部を目指すが、そこは通行止めとなっていて上流を目指せない。それでもなんとか川にアプローチできる方法を探索するものの、還暦ふたり組には荷が重いルートのようだ。「では戻りましょう」とそのあたりの切り替えはとても素早い。ふたりともアチコチに故障を抱える身なので、キツイ思いはしたくないのだ。

入渓点から脱渓点までの距離が比較的長いけど高低差が少ないので「楽」という言葉に誘われて、その「楽」なポイントに車を止める。釣りを始めると直後にgaryさんが屈んでネットをのぞき込んでいる。
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Photo by Gary



ソコソコのサイズの綺麗なイワナだ。
よし、オレも頑張ろうと釣り上がるものの反応に乏しい。
渓相はなだらかな瀬が続き、ところどころに淵といった好みの渓相ではあるが、フライに反応する魚影もなく、もちろん足元から逃げる魚も見られない。
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ロッドを振るgaryさん。 反応はない。



釣り上がっていくうちに水の流れが重くなってきた。渡渉する場所も制限され行きつ戻りつのムダ歩きが増えてきて、そうこうしているウチに足元が覚束なくなる。足に粘りがなくなってきてそろそろヤバイかなと思った矢先、底石を踏み外した。とっさに手をついたがどこにどんな風に手をついたのか良く覚えていないが、とりあえず痛い。指を伸ばしたり曲げたりして『骨折ではないな」と確認したが、痛いことは痛い。
なんとかロッドを握ることが出来るようなので釣りを続けるけれども、笑えるくらい粘りのない足腰では酔っ払いが歩いているようだ。そうすると案の定今度は大きな石によいしょと足を掛けた瞬間ズルリと流れの中に落ち込んだ。ウェーダーの中に流れ込む水が冷たくて気持ちいいなぁ。
久し振りの沈に立ち上がることを忘れてしまった(笑)。一応、下を釣っているgaryさんに知らせておこうとSOSの笛を吹くがこちらが沈して水浸しなのがわからない様子で、救援に向かう素振りはない(笑)
諦めて自力で起き上がるもオシリとクビが痛い。痛いとこだらけだ。
もうそうなると水の勢いに立ち向かって上へ上へという意気は消失。
転ばないことだけ気をつけてなんとか脱渓。
こんなナサケナイジジイに同行のgaryさんも呆れたのか、同情されたのか「もう止めましょう」と天使のオコトバをいただき、しっぽを巻いて退散。
近くの温泉に浸かり休憩してから、帰り道の途中にある世界遺産を遠くから見学。
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富山県が誇る世界遺産 五箇山合掌集落






追記
帰ってきてエックス線撮影しましたが骨折はない模様。「なんだ・・・」という声が聞こえてきそうなんですケド。
by s_1046 | 2016-09-05 18:25 | 釣行レポート
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