先負

f0022103_21384193.jpg今日は、ワールドカップの前哨戦である対ドイツ戦の日。そして沢好坊君と約束の釣行日。
ふたつが重なったが、サッカーの試合はライブで見ないと面白さが半減する。結果が分かっている試合などは見る気もしないし、たとえ結果を知らずともフィールドのプレイヤーと時間を共有するライブ観戦とは大きな違いがある。
そこで、釣行はサッカーの観戦終了後という予定をたてた。
おまけに今日は六曜の「先負」だ。
先負とは、「先んずれば即ち負ける」ということ。
万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきとされる。また、午前中は凶、午後は吉ともいう。
ゲームの後半が始まってしばらくした頃、沢好坊君が私の自宅に到着。
一緒に朝食を摂りながら、サッカーを観戦してから出かけた。
今日の目的地は、ダート林道のある川。
そう、今回が釣り用の車、初出動日なのだ。せっかくなら、今までなら踏み込むことをためらった場所に足を踏み入れたい。そんな思いがあったので、川に沿ってダートの林道が走る川に向かった。
遊漁券を橋のたもとの店で購入し、そのついでに店主と会話を交わす。
「毛鉤で釣ります」といったところ、間髪を入れずに「毛鉤じゃ無理だ」と即答されたほど盛期の訪れが遅い川は、どんどんと釣り上がるほどに、店主の言葉を裏付ける事実を突きつけられることになった。
気温・水温も申し分ない状況ながら、水生昆虫の姿が見られない。
「やはり夏場以降のテレストリアルの川なのかなぁ〜」などと話し合いながら、滝を巻き、さらに釣り上がるが、反応は変わらない。
出発が遅いこともあって、川には先行者の形跡がそこかしこに残り、そのせいでもあるまいが釣果があがらぬまま昼を迎えることになった。
昼食後、相談し、下流部に向かう事にする。もちろんこちらもダート林道を走るルート。
その林道の下を流れる川を見ながら、さらに下流へと車を進める。林道は山からの出水で、ところどころ水流に分断されている。その水流は当然ながら川に流れ込み、下流に進むほど川の流れは強くなり、魚の居着くポイントを消し、釣り人の渡渉を困難にしている。
川へのアクセスが出来そうな場所を選び入渓するが、案の定難度の高い釣りを要求される。数時間を過ごしたものの魚の生体反応すら得ることが出来ず、釣果ゼロを覚悟しなければならない時間帯となってしまう。
その後、ここに来るまでに見た川の様子で、最も釣りになりやすそうと思えた場所まで引き返し釣りをしようと話し合う。時間はそろそろ夕刻という時間帯に迫っていたので、1時間という制限で上下流に別れ入渓し釣りを開始することにした。
落ち込みが連続して続く渓相のエリアから一気に川が開け、比較的広い瀬の連続するエリアに足を踏み入れ空を見上げる。「先負か・・・」思わず先人の暦をよりどころに心機一転するためにも、ショート気味だったリーダーティペットにさらにティペットを足しシステムを作り直す。そして選んだフライは先日作った#19のスペントパターン
インジケーターすら取り付けていないパターンを流すには、やや強い流れであったが、フロータントを施しながらフライの姿勢に注意を払いながら流し続け、そろそろタイムアップも近づいたころ、フライが飛沫とともに消えた。待ちに待った瞬間が訪れたのだ。

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by s_1046 | 2006-05-31 23:28 | 釣行レポート
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