芍薬

いやぁ、先日の釣行は暑かった。
暑いと当然汗をかく。汗をかくと体内の水分量が減って色々な障害が出るけど、最近は熱中症ばかりがクローズアップされがちだが、その他にも気をつけなきゃならない症状はいっぱいある。そのいっぱいの中のひとつが私を襲った。

午前中の釣りが調子よかったものだから、ヒルメシもそこそこに午後の釣りを始めてしばらくした時、少しばかり流れの強い場所を「えいやっ!」とばかりに渡渉していたとき、丁度流れの中ほどで、下半身にイヤな感覚。

フライフィッシングをしている人ならまず「おっ、ウエーダーに穴でもあいて水が入ってきたか?」なんて考えるかもしれないけど、それならこんなマエフリを書かない(笑)。もちろんオモラシをしてウエーダーの中がびしょ濡れ・・・でもない。
感じたイヤな感覚とは「あっ、足がツリそう!」「あっ、あっ、来る〜」という、痛いような痛くないようなやっぱり痛いあの感覚だ。
深夜布団の中で見舞われたときなら、ふくらはぎを「ぎゅ〜」と延ばしてやればなんとかコトは収まり「あ〜、痛かった〜」ですむけど、川の流れの中ほどでは何もできない・・・どころか、足の踏ん張りを緩めようものなら間違いなく流されちゃう。手がかりになる岩もなく「痛てぇ、痛てぇ」と立ちすくみ身動きが取れない。

これは明らかに軽い脱水により体内の電解質バランスが狂って「こむらがえり」を起こした状態。
話は逸れるけど、大阪の人は「こむらがえり」のことを「コブラ返し」ってプロレス技みたいに言うけど、あれは私が小学生の頃「常夏の島・ハワイ」を「ココナッツの島・ハワイ」と思い込んでいたくらいハズカシイね。

話を戻そう(笑)。

川の中ほどで数分の間苦悶と戦い、はぁ、はぁと岸に辿り着いた私は、玉手箱を開け・・・って、違う違う。ふくらはぎのストレッチを繰り返してからおそるおそる釣りを続けなんとか川の流れにのまれることもなく事なきを得たけど、「痛てぇ、痛てぇ」と立ちすくんでいる最中にフライベストのポケットから取り出したモノを飲むと痛みがスッと引き、ザブザブと川を渡ることができる「仙豆」みたいなもんがないのかよぉ〜と真剣に考えた訳だ。

そして帰宅後、見つけちゃった。「仙豆」。
まあ、飲んだその場で・・・というのは無理があるけど、効果は間違いない、たぶん、おそらく、きっと。
その「仙豆」とは、漢方の芍薬甘草湯。

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この薬の効能は、筋肉を弛緩させて痛みを取るとある。死語だけど「バッチグー」じゃん。本来は筋肉構造を持つ内臓、中でも胆嚢や胃袋なんかに効くらしいけど、知る人ぞ知る普通の筋肉の緊張にも効果を示すのだ。ただし、筋肉痛を緩和するわけではなくて、こむらがえりのような筋肉の急激な緊張とそれによる痛み、これを疝痛というのだけど、この疝痛に効く。個人の責任範囲で一日量をいっぺんに飲むと効果絶大なのだ。まずはフィッシングベストに忍ばせてみようか。
by s_1046 | 2013-05-30 21:29 | アイテム&ツール
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